笑う美術
2015年2月21日(土)~4月19日(日)
本展では、真面目に見なくてはならないと思われがちな美術を、本能的であり人の営みや文化に深く関わる「笑い」という切り口によって捉え直し、日本の近世から近現代美術、そして西洋の20世紀美術など多様な作品の中に見られる「笑い」の要素を辿ることを試みました。
展示作品は、当館のコレクションを中心にしながら、コレクションでは補えないジャンルについては他館からの借用を交えて構成し、幅広い観点から美術における「笑い」の要素を提示すると同時に、コレクションについても新たな視点を得ることができました。
展示構成としては、江戸時代の禅画や浮世絵に見られるプロローグ「近世の笑い」に始まり第1章「笑いを描く」、第2章「ほのぼのと笑う」。主題や色彩、フォルムなどにおいて「ズラし」を施した遊び心のある作品に注目した第3章「ユーモア」、風刺や言葉遊び、ブラックユーモアなどひねりを効かせた表現が笑いを誘う第4章「笑いのひねり方」。常識の枠組みを破壊し日常にならされた精神に衝撃を与え新鮮な眼差しを獲得する第5章「ナンセンス」とし、多角的なアプローチによって様々な「笑い」にまつわる美術作品を紹介しました。
会場風景
会期 | 2015年2月21日(土)~4月19日(日) |
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会場 | 茨城県近代美術館 |
入場料 |
一般 850(720)円/高大生 600(480)円/小中生 360(240)円 ※満 70 歳以上の方、障がい者手帳等をご持参の方は無料 ※春休みを除く土曜日は高校生以下無料 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで) |
休館日 |
4月6日(月)、4月13日(月) ※水戸の梅まつり期間中(2/20~3/31)は無休 |
主催 | 茨城県近代美術館 |
後援 | 水戸市/朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/株式会社茨城放送/NHK水戸放送局/産経新聞社水戸支局/東京新聞水戸支局/日本経済新聞水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局 |
掲載日 令和5年12月1日
更新日 令和5年12月7日