作家とアトリエ展
―作品を生み出す身体、創造の場―
2014年12月20日(土)~2015年2月15日(日)
完成した美術作品だけではなく、作品が生まれる場所に注目し、作品を生む身体である作家と、作品が生まれる場であるアトリエに焦点を当てて展示を行いました。
第1章「心身に自然を宿して 日本の住空間と画室」では、日本画家の小川芋銭や横山大観をとりあげ、畳敷きのコーナーを設けて、心身に宿した自然を日本家屋の水平の場で作品に表出した作家の身体感覚を体感的に提示しました。
第2章「戸外へ! 空の下のアトリエ」では、印象派のカミーユ・ピサロや外光派の黒田清輝を中心に、室内から屋外へ出て太陽のもとで絵を描いた画家たちの風景画を、ピサロの車輪付き(移動式)イーゼルとともに展示しました。
第3章「僕の部屋は世界へ通じる 描かれたアトリエ」では、没後90年を迎え当館敷地内にアトリエが再現されている中村彝や、杉並区にアトリエが残る版画家の清宮質文らの制作空間を紹介しました。とくに彝は北側の窓からの採光や画室の広さに注目し、アトリエを部分的に再現、家具や洋服、旧蔵品などの遺品を陳列し彝の身体性に迫りました。
第4章「生成の場にかける想い 作家たちのデザイン」では、靉嘔や田中信太郎など茨城ゆかりの現代作家9名の作品とアトリエを、音や映像などを交え紹介しました。
会場風景
会期 | 2014年12月20日(土)~2015年2月15日(日) |
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会場 | 茨城県近代美術館 |
入場料 |
一般 600(480)円/高大生 360(310)円/小中生 240(170)円 ※満 70 歳以上の方、障がい者手帳等をご持参の方は無料 ※冬休み期間を除く土曜日は高校生以下無料 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで) |
休館日 |
毎週月曜日 ※ただし祝日の場合は翌日休館、年末年始12/29~1/1休館 |
主催 | 茨城県近代美術館 |
後援 | 水戸市/朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/茨城放送/NHK水戸放送局/産経新聞社水戸支局/東京新聞水戸支局/日本経済新聞水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局 |
掲載日 令和5年12月1日
更新日 令和5年12月7日