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トップ企画展平成28年度(2016.4.1ー2017.3.31)> 乙女デザインー大正イマジュリィの世界

乙女デザインー大正イマジュリィの世界

2016年7月16日(土)~9月25日(日)

  • チラシ表
  • チラシ裏

イマジュリィとは「イメージ図像」を意味するフランス語で、装幀、挿絵、ポスター、絵はがき、広告、漫画などの大衆的な複製としての印刷・版画の総称です。複製技術が発達した大正時代、誰もが自分のものにでき、手にとって間近に愉しむことができる印刷物は、美術を運ぶ容れ物として、重要な意味を持つようになりました。竹久夢二や高畠華宵にみられる少女趣味、小村雪岱の洗練された江戸趣味や、橘小夢らの怪奇幻想美。恩地孝四郎、古賀春江らに代表される都市のモダニズム。関東大震災やプロレタリア運動といった社会状況を映すように、先鋭化したデザインが生まれ、それらは演劇、映画、音楽とつながり、商業美術に裾野を広げていきました。

本展は山田俊幸氏のコレクションを中心に、網膜の奥深く記憶される象徴的な図像として、絶大な人気をあつめた大正期の商業デザイン・イラストレーション591件により「乙女デザイン」の世界を紹介しました。さらに女学生の間で流行した手紙道具にみられる当時の少女文化にも注目しました。

本来は「手にとって身近に楽しむ」性質の展示内容にちなみ、県内書店と連携したしおり割引、きもの割引の他、手紙道具にちなんだ一筆箋デザインコーナー、夢二デザインの楽譜にちなんだコンサートなど、会場内外で「乙女デザイン」の世界との一体感をお楽しみ頂きました。

会場風景

  • トーベ・ヤンソン 「まいごの火星人」スケッチA(1957年)
  • トーベ・ヤンソン 「まいごの火星人」スケッチB(1957年)
     

  • ラルス・ヤンソン 「10個のブタの貯金箱」原画(1975年)

  • ラルス・ヤンソン 「ムーミンたちの戦争と平和」原画(1974年)

  • トーベ・ヤンソン 「黄金のしっぽ」習作(1958年)

  • トーベ・ヤンソンとラルス・ヤンソン 写真
     

  • RIMG5517

  • RIMG5521

  • RIMG8497

乙女デザインー大正イマジュリィの世界

会期 2016年7月16日(土)~9月25日(日)
会場 茨城県近代美術館
入場料

一般 980(850)円/高大生 720(600)円/小中生 360(240)円

※( )内は 20 名以上の団体料金

※満 70 歳以上の方、障がい者手帳等をご持参の方は無料。

※夏休み期間を除く土曜日は高校生以下無料

開館時間 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日

毎週月曜日 ※ただし7月18日(月・祝)・9月19日(月・祝)は開館、7月19日(火)・9月20日(火)は休館

主催 茨城県近代美術館
企画監修 山田俊幸(元・帝塚山学院大学教授)
後援 水戸市/朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/株式会社茨城放送/NHK水戸放送局/産経新聞水戸支局/東京新聞水戸支局/日本経済新聞社水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局
協力 大正イマジュリィ学会
企画協力 株式会社キュレイターズ
 

掲載日 令和5年12月1日