6つの個展 2020
2020年11月3日(火・祝)~12月20日(日)
1996年(平成8年度)に開催した「交錯する磁場―6つの個展」、2015年(平成27年度)に開催した「6つの個展 2015」に続く、茨城にゆかりのある現役作家を紹介する「6つの個展」の第3弾として開催しました。
近年、美術の表現形式は多様化の一途をたどっています。実体を伴わない映像作品をはじめ、ヴァーチャル・リアリティなど最新のテクノロジーを駆使したかたちのない作品も少なくありません。とはいえ、そのような状況だからこそ、物質的な素材をあえて選択する作家は、その素材ならではの技術や表現をより意識的に追究しているともいえます。
本展覧会では展示室を6つに区切り、一色邦彦、須藤玲子、野沢二郎、國司華子、アビルショウゴ、塩谷良太という異なるジャンルや素材に取り組む6名の作家を個展形式によって紹介しました。彼らは40代から80代まで様々な世代に属しますが、膨大なデータや情報がオンラインで飛び交うデジタル時代において、いずれも自身のリアルな感覚によって世界に対峙し、手を介して「物」としての作品を制作する作家たちです。それぞれの作品を通して、彼らがどのように世界を捉え、それをかたちある「物」に昇華しているのかを紹介しました。そして、本展は、彼らの作品を通して「茨城」のみならず現代における美術作品の多様性と可能性に触れる機会にもなりました。
会場風景
会期 | 2020年11月3日(火・祝)~12月20日(日) |
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会場 | 茨城県近代美術館 |
入場料 |
一般870(730)円/満70歳以上430(360)円/高大生610(490)円/小中生370(240)円 ※11月7日(土)は満70歳以上の方は入場無料 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで) |
休館日 |
毎週月曜日 ※ただし11月23日(月・祝)は開館、翌火曜日は休館 |
主催 | 茨城県近代美術館 |
協賛 | 株式会社常陽銀行 |
後援 |
水戸市/朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/NHK水戸放送局/産経新聞社水戸支局/東京新聞水戸支局/日本経済新聞社水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局 |
〈本展はパートナー企業からの支援を受けて開催しました〉
〈プラチナパートナー〉
株式会社常陽銀行/関彰商事株式会社/広沢土地倉庫株式会社
〈シルバーパートナー〉
茨城県信用組合/茨城交通株式会社/茨城トヨタ自動車株式会社/茨城トヨペット株式会社/関東鉄道株式会社/株式会社水戸京成百貨店/学校法人リリー文化学園/茨城県近代美術館友の会