2015年9月5日(土)～10月18日(日)

平成8年度「6つの個展―交感する磁場」の第2弾となる企画展です。前回展から約20年を経た現在、茨城在住で県内に制作の拠点を置きながら、国内外で注目すべき活動を続ける6名の作家、立見榮男(1940～/平面、アクリル画/笠間市在住)、佐藤杏子(1954～/平面、版画/土浦市在住)、横須賀幸男(1954～/平面、アクリル画/水戸市在住)、間島秀徳(1960～/平面、日本画/かすみがうら市在住)、島剛(1963～/立体、陶磁･ガラス/那珂市在住)、内海聖史(1977～/平面･インスタレーション、油彩/境町在住)を紹介しました。驚くほど多様な展開を見せる現在の美術の動向を踏まえ、作家の選定にあたっては実績や年齢にとらわれず、様々な活動領域を見わたして行いました。展示においては、展示室を6つのスペースに分け、各作家による個展という形式をとりましたが、スペースごとに次々と展開する個性豊かな作品によって、各作家の独自性が一層際立つ内容となりました。各作家の近作を中心とする構成としたことで、現在の美術の多様性が改めて体感できたと同時に、茨城の美術の現況を広く紹介する機会となりました。

会場風景