ランス美術館コレクション
風景画のはじまり コローから印象派へ
2022年2月9日(水)~3月27日(日)
フランス北東部、シャンパンの本場・シャンパーニュ地方の中心地ランスは、歴代のフランス国王が戴冠式を行ったノートルダム大聖堂を擁する古都です。街の中心に建つランス美術館はフランス近代風景画コレクションで名高く、とりわけ詩情あふれる風景画で知られるコローの作品群はルーヴル美術館に次ぐ充実度を誇ります。
19世紀、持ち運びが容易なチューブ入り絵具の発明と鉄道網の発達は、画家たちをアトリエから戸外の自然に誘い、それまでは理想化された神話的風景が主流だった風景画の世界に大きな変化をもたらしました。本展では、ランス美術館所蔵の油彩画作品と版画・資料など約78点によって、約100年にわたるフランス風景画の展開を一望しました。
本展ではコローの師であるミシャロンやベルタンに始まり、田舎や郊外の田園風景を愛したバルビゾン派、そしてコロー16点を紹介。さらに、手つかずの自然を理想化せずに描いたクールベや、モネを戸外制作に導いた“空の王者”ブーダンといった近代絵画の先駆者たちから、風景を輝かしい色彩によって「光」そのものに解体していく印象派にいたる道筋をたどりました。また当館独自の展示として、ランス美術館所蔵のモネ《ベリールの岩礁》とその関連作である当館所蔵のモネ《ポール=ドモワの洞窟》を並べて紹介しました。
会期 | 2022年2月9日(水)~3月27日(日) |
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会場 | 茨城県近代美術館 |
入場料 |
一般1,210(1,100)円/満70歳以上600(550)円/高大生1,000(870)円/小中生490(370)円 ※3月5日(土)は満70才以上の方は入場無料 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで) |
休館日 |
3月22日(火)※水戸の梅まつり期間中は無休 |
主催 | 茨城県近代美術館 |
後援 |
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本/水戸市/朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/ NHK水戸放送局/産経新聞社水戸支局/東京新聞水戸支局/日本経済新聞社水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局 |
協力 | 日本航空 |
企画・監修 | ランス美術館 Exposition produite et gérée par le Musée des Beaux-Arts de la VILLE DE REIMS EN FRANCE. ![]() ![]() |
企画協力 | ブレーントラスト |
〈本展はパートナー企業からの支援を受けて開催しました〉
株式会社常陽銀行/関彰商事株式会社/ザ・ヒロサワ・シティ/株式会社アダストリア/茨城県近代美術館友の会/茨城県信用組合/茨城交通株式会社/茨城トヨタ自動車株式会社/茨城トヨペット株式会社/関東鉄道株式会社/株式会社水戸京成百貨店/学校法人リリー文化学園