講演会「地母神、母、乙女―農村の女性はどう描かれたか」
土とともに 美術にみる〈農〉の世界 関連イベント
日時 2023年7月29日(土)午後2時~3時30分
講師 馬渕 明子氏(日本女子大学名誉教授・前国立西洋美術館長)
会場 地階講堂
日本女子大学名誉教授・前国立西洋美術館長の馬渕明子氏を講師にお招きし講演会を開催しました。
西洋美術における農婦の表現と、その意味について、多くの美術作品をスライドで映しながらお話しいただきました。
講師略歴
東京大学大学院博士課程中退。パリ第四大学大学院DEA。
東京大学助手、国立西洋美術館主任研究官、日本女子大学教授、国立西洋美術館長を経て日本女子大学名誉教授。
専門分野:西洋近代美術史。ジャポニスム。ジェンダー研究。
主著:『美のヤヌス―テオフィール・トレと19世紀美術批評』(スカイドア、1992年、サントリー学芸賞)『ジャポニスム―幻想の日本』(ブリュッケ、1997年、ジャポニスム学会賞)、『舞台の上のジャポニスム―演じられた幻想の<日本女性>』(NHK出版、2017年)など。
参加者の感想
- 仏の農村絵画と女性の関係、ミレーについてもより深く理解した。第一に馬渕先生の講演が、水戸で聴けたことに感謝です。
- 一見普通の描写を切り取っただけに見える絵画でも、観点次第で色々な解釈ができるのだなと思った。自由気ままに観るのもいいが、今回教わった視点から眺めてみるのも良いと思う。
- わかりやすく面白かった。ジェンダー的な視点で視ると見慣れた作品、テーマも新鮮に感じられた。
掲載日 令和5年7月28日
更新日 令和6年3月28日