金の世界
小川芋銭《江村六月 雲巒烟水》 修復を記念して
所蔵作品展[展示室1]
小川芋銭の最晩年の代表作《江村六月 雲巒烟水》の修復完了を記念し、修復後初公開いたします。
本作は、画面全面に裏箔(紙や絹などの支持体の裏面に金箔や銀箔を貼る技法)が施された作品で、絹地を通して柔らかい金の光が感じられ、墨の表現と響き合う点が大きな特徴です。このような総裏箔(全面裏箔)の作例は、近代以降に見られるようになります。
しかし、描いた際に用いた顔料や墨が箔層にまで浸透するため修復は極めて困難で、事例もほとんど知られていません。
本展では、貴重な修復成果となった本作を起点に、日本画や工芸作品における「金」の多様な表現をご覧いただきます。

小川芋銭《江村六月雲巒烟水》1935年
会期:2026年11月12日(木)~1月11日(月・祝)
掲載日 令和7年2月28日
更新日 令和8年2月28日











