家族でわくわくミュージアムVol.1
家族でわくわくミュージアムVol.1
【企画展 猪熊弦一郎展『いのくまさん』関連イベント「キッズ・デイ」で開催】
5月5日(金曜日)幼児(未就学児)+保護者
「どんな顔?どんな人?」+「ワークショップ:○○な顔を描いてみよう」
「どんな形?何にみえる?」+「ワークショップ:洗濯ばさみをつなげて形をつくろう」
【やったこと】
- 企画展「猪熊弦一郎展『いのくまさん』」の会場で活動しました。〈顔 80〉〈Faces80〉の前で「どんな人にみえる?」「この人どんな気持ち?」「何をしているところ?」などについて子どもを中心に対話をしました。「すっぱいものを食べた顔してる!」「怒っている人がいる!」など、子どもたち同士からは次々と意見が飛び交いました。そして、同じ顔が一つもないことや背景に色がついている顔もあることなどに気がつきました。鑑賞の後に、子どもたちは黄色の折り紙に自分たちが考えた顔を描き、「どんな人を描いたのか」「どんな気持ちの人を描いたのか」について発表し合いました。
- 次に鳥や猫などの動物が多く描かれた作品が展示してあるコーナーを、家族同士で「どんな動物がいるか」「その動物は何をしているようにみえるか」などと会話をしながら鑑賞しました。
- 最後に《金環食》《風景》を全体で鑑賞して「どんな形が描いてあるか」「何にみえるか」について子どもと大人も一緒に対話をしました。感じ作品の同じ形をみても、人それぞれ違った意見をもっていました。鑑賞の後には、会場内の床をキャンバスにして、洗濯ばさみをつなげて自分の好きな形をつくりワークショップを実施しました。
【みんなの感想】
- 子どもとおしゃべりをしながら鑑賞してもよいという環境がとても有り難かったです。美術館へ来るハードルが下がりました。
- いつもは美術館に来て絵を見せたくても、さっと歩いて終わってしまうが、今日は子どもがじっくり作品を見ていたので、参加してよかったです。
- ワークショップも子どもと対話をしながら活動できる内容で、親子で楽しむことができました。
6月17日(土曜日)小学生+保護者
「どんな顔?どんな人?」+「ワークショップ:○○な顔を描いてみよう」
「どんな形?何にみえる?」+「ワークショップ:自分なりのタイトルを考えよう」
【やったこと】
- 企画展「猪熊弦一郎展『いのくまさん』」の会場で活動しました。〈顔 80〉〈Faces80〉の前で、描かれている人物の表情に注目して「この人どんな気持ち?」「どんな人物だと思うか?」などについて子どもと大人を含めた参加者全員で対話をしました。「にっこり笑っているから優しそう。」「目が悲しそうだから、何かつらいことがあったのかな?」などの意見がでました。ある子が「なんで作品の題名に80がついているのかな?」という疑問をもちました。すると「この絵は9マス×9マスで81マスある」、「顔が描かれていないマスがある。だから80なのかも!」と意見が交わされました。最後に空欄のマスに自分で顔を描いて、みんなで鑑賞し合いました。
- 次に《金環食》《風景》を全体で鑑賞して「どんな形が描いてあるか」「何にみえるか」について全体で対話をした後、自分たちで作品の題名を考えました。「のこぎりや釘などの工具にみえる」「たくさんの遊具がある公園みたい」などの意見が出ました。その後は家族ごとに展示室をまわり、好きな作品をみつけた題名をつけながら話し合う活動をしました。
【みんなの感想】
- 参加者のみなさんと話し合いながら作品をみることで、いつもより鑑賞をじっくり楽しむことができました。
- 子どもがとても楽しんでいてよかったです。大人は子どもの意見を聞いて、新しい絵の見方に気がつきました。家族で楽しめるイベントでした。
- 子どもが自由に動いてもよいプログラムだったのでよかったです。展示室で話をしても大丈夫という環境だったので、子ども連れでも気楽に鑑賞を楽しむことができました。
6月30日(金曜日)乳児(0~2歳)+保護者
「赤ちゃんと一緒に、のんびり美術鑑賞」
【やったこと》
- 0歳児、1歳児、2歳児の3グループにわけて活動を行いました。0歳児グループでは、大人向けに対話しながら鑑賞を行いました。1歳児グループでは最初に大人向けに対話をしながら鑑賞をした後、エントランスでお絵かきを行いました。2歳児グループでは子どもの興味に合わせて、家族ごとに自由に展示室をまわった後、お絵かきを行いました。
- お絵かきタイムでは、千波湖がみえるエントランスホールのソファーで、自由にのんびりお絵かきを楽しみました。
- 最後に全グループがアートフォーラムに集まり、今日の感想などや普段のお出かけ情報などを共有するおしゃべりタイムを実施しました。
《みんなの感想》
- 同じぐらいの年齢の子どもたちと活動することができて楽しかったです。子どもは他のお子さんから刺激を受けていたようです。
- 少人数で鑑賞することで、他の参加者の話をよく聞くことができて、自分では気がつかなかった見方を知ることができました。
- 思っていたより子どもが作品に対して感想をもってくれていることがわかり、来てよかったと思いました。
担当 | 茨城県近代美術館 美術課「家族でわくわくミュージアム」係 |
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TEL | 029-243-5111(代) |
FAX | 029-243-9992 |
メール | 「家族でわくわくミュージアム」お問い合わせフォーム |
掲載日 令和6年5月19日