2/26(木)開催 ミュージアムコンサート
「狂乱の時代(レ・ザネ・フォル)―1920年代パリの音楽」
「藤田嗣治 絵画と写真」関連イベント
開催中の企画展「藤田嗣治 絵画と写真」にちなみ、藤田がパリ画壇の寵児となった1920年代パリの音楽に焦点をあてたコンサートを開催します。「狂乱の時代(レ・ザネ・フォル)」とも呼ばれたこの当時のパリでは、第一次世界大戦の終了後、新しい価値観が模索され、文化や芸術が大きく花開きました。世界各地から様々な芸術家たちが集まり、音楽・美術・ファッション等に、革新的な創造がなされていきます。
このコンサートでは、当時のパリで大変な話題となり、著名な美術家たちが舞台装置や衣装を担当したことでも知られるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の1920年代の演目の中から、イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)作曲の『プルチネルラ』(今回の演奏は、後にストラヴィンスキーがヴァイオリンとピアノのために編曲した「イタリア組曲」)、エリック・サティ(1866-1925)作曲の『びっくり箱』(バレエ・リュスの公演では、サティの曲をダリウス・ミヨー(1892-1974)が編曲したものが上演された)、これら2曲をお贈りします。さらに、藤田とも交流のあったモーリス・ラヴェル(1875-1937)が、1920年代に発表した作品もお届けします。
出演
高辻 瑶子(たかつじ ようこ) ヴァイオリン
4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女⼦⾼等学校音楽科(男⼥共学)・桐朋学園大学音楽学部を経て、同大学大学院音楽研究科修⼠課程音楽専攻弦楽器コース修了。第20回日本演奏家コンクール第3位。第19回長江杯国際音楽コンクール第4位。第50回茨城県新人演奏会にて新人賞及び聴衆賞受賞。ほか多数入選入賞。これまでに吉野薫氏、現在久保⽥巧氏に師事。2016年、スティーヴ・ライヒ:WTC9/11(2001年9月11日にニューヨークのワールド・トレード・センターで起こったアメリカ同時多発テロ事件をテーマにした作品)の日本初演を行う。2016年より「MUSE オーケストラうしく」のコンサートミストレスを務める。2023年には同オーケストラとコンチェルトのソリストとして協演。現在フリーランスとして、ソロや室内楽での演奏に加え、プロオーケストラのエキストラ出演など、多方面にわたり活動している。
保戸塚 優奈(ほとづか ゆうな) ピアノ
桐朋学園大学音楽学部、桐朋学園大学大学院修士課程を経て、ウィーン国立音楽大学大学院修士課程、及びポストグラデュエート課程を修了。大学在学中に、成績優秀者による桐朋学園大学Students' Concert、及びピアノ専攻卒業演奏会に出演。ウィーン楽友協会、ウィーン・コンチェルトハウスでのコンサートに出演。Allegro Vivo Summer Academy、Vienna Master Classes、Althofen Master Classesにて伴奏ピアニストを務める。これまでにピアノを大長美由紀、新井博江、渡部僚子、三輪郁、Wolfgang Watzinger、伴奏法をMeinhard Prinz、Srebra Gelleva、室内楽をStefan Mendlの各氏に師事。昭和音楽大学伴奏研究員。
演奏曲目
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(『プルチネルラ』)
サティ:びっくり箱
ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番より 第2楽章「ブルース」
ラヴェル:ツィガーヌほか
日時
2026年2月26日(木)
午後2時30分~
(受付・開場 午後2時)
※45分程度
会場
1階エントランスホール
定員
150名(要事前申込、参加無料、要企画展チケット[使用済半券も可])
申込方法
(1)来館:当館総合受付にて申込書を記入してください。
(2)参加申込フォーム:チラシ等のQRコード、またはこのページ下部の「参加申込フォーム」からお申し込みください。
お申し込みの際は、必ず当館からのメールを受信可能なメールアドレスをご入力ください。
参加申込フォーム
※定員に達し次第、申込を締め切ります。











