茨城県近代美術館

The Museum of Modern Art, Ibaraki

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企画展無限迷宮への夢 エッシャーの世界

 茨城県初となる異才の版画家エッシャー(1898-1972)の個展です。視覚的なトリックが駆使され、誰の内にもひそむ純粋な好奇心をくすぐる作品は、世界中で親しまれ、日本でも高い人気を誇ります。本展では、「だまし絵」として知られる代表作とともに、そこへ至るまでの様々な表現への挑戦や、エッシャーの師メスキータの木版画も併せて展示します。約110 点の作品と、下絵やスケッチなど約30 点の資料により、その迷宮世界の魅力を紹介します。

  • >M.C.エッシャー「滝」

    M.C.エッシャー「滝」1961年
    All M.C. Escher works copyright © The M.C. Escher Company B.V. - Baarn-Holland. www.mcescher.com

  • M.C.エッシャー「上昇と下降」

    M.C.エッシャー「上昇と下降」1960年
    All M.C. Escher works copyright © The M.C. Escher Company B.V. - Baarn-Holland. www.mcescher.com

  • >M.C.エッシャー「ベルベデーレ(物見の塔)」

    M.C.エッシャー「ベルベデーレ(物見の塔)」1958年
    All M.C. Escher works copyright © The M.C. Escher Company B.V. - Baarn-Holland. www.mcescher.com

  • M.C.エッシャー「昼と夜」

    M.C.エッシャー「昼と夜」1938年
    All M.C. Escher works copyright © The M.C. Escher Company B.V. - Baarn-Holland. www.mcescher.com

会 期 平成28年6月7日(火)~7月10日(日)
入場料 一般1,190(1,080)円、高大生980(850)円、小中生480(360)円
※( )内は20 名以上の団体料金
※満70歳以上の方、障害者手帳等をご持参の方、高校生以下(土曜日のみ)は入館無料
開館時間 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日
連絡先
(お問い合わせ)
茨城県近代美術館
〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1
TEL:029-243-5111 / FAX:029-243-9992
(E-mail) info@modernart.museum.ibk.ed.jp
主催 茨城県近代美術館
協力 M.C.エッシャー財団
企画協力 株式会社キュレイターズ
後援 オランダ王国大使館、在大阪・神戸オランダ総領事館、水戸市、朝日新聞水戸総局、茨城新聞社、
株式会社茨城放送、NHK水戸放送局、産経新聞社水戸支局、東京新聞水戸支局、
日本経済新聞社水戸支局、毎日新聞水戸支局、読売新聞水戸支局

展覧会構成

出品作品総数 140点(うちエッシャー作品92点・資料31点、メスキータ作品17点)
以下章立て、主な出品作品(予定)
クリックして詳細をみることができます。

1章
エッシャーとメスキータ

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エッシャーは建築を学ぶために21歳で入学したハールレムの建築装飾美術学校で、美術教師のサミュエル・ド・メスキータ(1868-1944)に出会って版画の面白さに目覚め、版画コースに転じ本格的に版画を学びます。また卒業後も恩師を尊敬し、交流を続けました。本章では、日本初公開となるメスキータの木版画17 点とエッシャーの初期作品を紹介し、エッシャーが師から受けた影響と、その芸術の原点を探ります。
作者作品名制作年技法
メスキータトド1912木版
メスキータゆりと男女1916~17木版
エッシャー自画像1917リノカット
エッシャー椅子に座っている
自画像
1920木版

2章
イタリア周遊時代

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1922 年エッシャーは美術学校を卒業後、友人たちと南イタリアをめぐる旅に出ます。荘厳な建築群や険しい山々、断崖絶壁に立つ町の風景に魅了されたエッシャーは、翌年もイタリアを訪れ、イエッタという女性と出会い結婚、その後の10 年間をローマで暮らしました。ここでは、イタリアの様々な地域でスケッチされ制作された風景版画のシリーズを紹介します。後のエッシャーの、独特な遠近感を生かした空間構成につながる作風が見て取れます。
作者作品名制作年技法
エッシャー妻イエッタの肖像1925木版
エッシャートロペア(カラブリア)1931リトグラフ
エッシャーアトラニ(アマルフィ海岸)1931リトグラフ

 

3章
エッシャー独自の世界

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ファシズムの台頭を避け、イタリアからスイスへ移住したエッシャー一家は、1937 年ベルギーを経て、最終的には故国オランダに居を定めました。本章では、イタリア時代後に、迷宮的な心象風景をテーマに「だまし絵」に代表される独自の世界観を築き上げたエッシャーの作品の特徴を、以下の8つのテーマに分けて紹介します。
テーマ作品名制作年技法
1《鏡面》写像球体を
持つ手
1935リトグラフ
2《奇妙な生き物》もう一つの
世界
1947木口木版・
板目木版
3《平面の正則分割》方形の極限1964板目木版
4《変化するかたち》昼と夜1938板目木版
5《無限性》婚姻の絆1956リトグラフ
6《不可能な遠近法》上昇と下降1960リトグラフ
7《二次元と三次元の交差》爬虫類1943リトグラフ
8《正多面体》1948木口木版

展覧会の特徴と見どころ

(1)世界で人気のM.C.エッシャー展。本県初開催!

世界中で親しまれ、日本でも高い人気を誇るエッシャー。本県初の充実した個展です!

(2)代表作をM.C.エッシャー財団(オランダ)より借用。作品、資料合計140点展示

オランダのM.C.エッシャー財団をはじめ、ハーグ市立美術館や、国内のハウステンボス美術館の協力により実現。エッシャーの作品92点と資料約31点、エッシャーの師メスキータの作品17点を展示。印刷物とはひと味違う、実物ならではの質感を堪能できます。

(3)大人も子供も楽しめる!視覚的トリックにみちた迷宮的作品世界

変容してゆく動物の形が隙間なく組み合わされた図形で描かれた作品「昼と夜」や、現実にはありえない立体が描写された作品「滝」など、視覚的なトリックに満ち、誰の心にも潜む純粋な好奇心をかきたてるエッシャーの作品。大人でも子供でも、エッシャーを知っていても知らなくても、自由な想像力でめいっぱい楽しめます!

(4)作家エッシャーにせまる!師メスキータの木版画も紹介

有名な「だまし絵」とともに、そこへ至るまでの様々な表現への挑戦や、発想のもととなったスケッチを公開。これまであまり紹介されてこなかったエッシャーの師サミュエル・ド・メスキータの木版画も展示し、師弟の影響等を探ります。一人の作家としてのエッシャーの試行錯誤が分かります。

(5)だまし絵の前で「ハイ、ポーズ」。写真撮影コーナー設置

特別に撮影コーナー用に許可を得た作品を拡大展示。だまし絵の世界に入った気分で、ご家族と、お友達と、写真撮影していただけます。SNSにも是非投稿を!

(6)エッシャーの世界観を様々な角度から楽しめるイベント

エッシャーの世界に様々な角度からアプローチし、より身近に楽しむためのイベントも企画。現代から見るエッシャーの楽しみ方を様々にご提供します。

会期中のイベント

オープニングイベント
日時
6月7日(火)
内容
初日特典として、50名様にエッシャー作品ポストカードと次回企画展「乙女デザイン―大正イマジュリィの世界」の招待券引換券をプレゼント!