茨城県近代美術館

The Museum of Modern Art, Ibaraki

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企画展奇想天外! アートと教育の実験場 筑波大学〈総合造形〉展

 メディアアーティストにして絵本作家の岩井俊雄、ユニークなパフォーマンスでテレビでもおなじみの明和電機など、多彩な分野で活躍する筑波大学〈総合造形〉の卒業生たち。彼らが学んだ筑波大学〈総合造形〉の実態に迫ります。

三田村畯右(しゅんすけ)「紙吹雪」
1989年
山口勝弘「五月の橋」1968年
いわき市立美術館蔵
篠田守男「G8252 世阿弥」2013年
撮影:加藤成文
河口龍夫「関係-教育・エドゥカティオ」1992-97年 いわき市立美術館蔵
撮影:齋藤さだむ
逢坂(おおさか)卓郎「Appearance and Disappearance -Marl 2004」2004年
小野養豚ん「...pigeep...pigeep... 」2015年
國安(くにやす)孝昌「雨引く里の竜神」2013年
佐々木秀明「雫を聴く」2002(再構成2013)年
寺田真由美「curtain 010416a」2001年
BASE GALLERY 蔵
明和電機「ナポレオン銃」2015年
©YOHEI SHIMADA
会期 平成28年11月3日(木祝)~平成29年1月29日(日)
会場 茨城県近代美術館
(2階第1・第2企画展示室、1階第2常設展示室、1階アートフォーラム、屋外)
入場料 一般980(850)円、高大生720(600)円、小中生360(240)円
※( )内は20名以上の団体割引料金
※満70歳以上の方、障害者手帳等をご持参の方、高校生以下{土曜日及びマルシェ・ド・ノエル期間(11月18日(金)~20日(日))}、11月13日(日)県民の日は入場無料
開館時間 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日 月曜日、12月29日(木)~1月1日(日)
※ただし1月2日(月)・9日(月)は開館、1月3日(火)・10日(火)は休館
連絡先
(お問い合わせ)
茨城県近代美術館
〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1
TEL:029-243-5111 / FAX:029-243-9992
(E-mail) info@modernart.museum.ibk.ed.jp
主催 茨城県近代美術館
共催 筑波大学
助成 一般財団法人 地域創造、公益財団法人 花王芸術・科学財団
後援 水戸市、朝日新聞水戸総局、茨城新聞社、株式会社茨城放送、NHK水戸放送局、
産経新聞社水戸支局、東京新聞水戸支局、日本経済新聞社水戸支局、毎日新聞水戸支局、
読売新聞水戸支局
協力 田島ルーフィング株式会社

展覧会構成

出品作家15人(歴代教員9人、卒業生6人) 以下章立て、主な出品作品
クリックして詳細をみることができます。

Ⅰ「総合造形」という実験:
   礎を築いた4教員

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三田村 畯右(しゅんすけ)(1936-)
      在職1976~2000年/ホログラフィ

山口 勝弘(1928-)
      在職1977~1992年/メディアアート

篠田 守男(1931-)
      在職1979~1994年/立体造形(金属)

河口 龍夫(1940-)
      在職1983~2003年/現代美術




Ⅱ「総合造形」の新たな展開:
   現在に至る教員たち

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河口 洋一郎(1952-)
      在職1992~98年/CG

國安(くにやす) 孝昌(1957-)
      在職1994~現在/インスタレーション

逢坂(おおさか) 卓郎(1948-)
      在職2004~現在(特命教授)/ライトアート

村上 史明(1978-)
      在職2008~現在/メディアアート

小野 裕子(養豚ん)(1978-)
      在職2013~現在/立体造形

Ⅲ「総合造形」からの巣立ち:
   新たな道を切り拓く卒業生

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佐々木 秀明(1958-)
      1982年卒業/ライトアート

岩井 俊雄(1962-)
      1985年卒業・87年修了/メディアアート・絵本

寺田 真由美(1958-)
      1989年修了/立体造形・写真

土佐 信道(1967-)
      1991年卒業・93年修了/
      メディアアート(明和電機)

クワクボ リョウタ(1971-)
      1994年卒業・96年修了/メディアアート

林 剛人丸(ごうじんまる)(1968-)
      1998年修了/バルーンアート

展覧会の特徴と見どころ

(1)総合造形とは何か? それは関係者にもワカラナイ

現代美術の教育を目ざす〈総合造形〉では、「絵画」「彫刻」といったジャンル、あるいは固有の材料や技法にとらわれることなく自由にメディアを選択し、現代社会に生きる自らを軸にして道なき道を切り拓きながら、創作活動が行われてきました。分かりにくいと評されやすい、現代美術の多様性、それは〈総合造形〉という教育の場にも現れているのです。

(2)総合造形の魅力・・・それは個性豊かな教員たち

未だ開発途上にあった「ホログラフィー」をいち早く美術に取り入れ、学生と共に実験を繰り返した三田村畯右。新たなテクノロジーを応用して美術の可能性を追究し、国内外での活躍を背景に学内に新たな風を呼び込んだ山口勝弘。大学の工房にこもってフライス盤(金属加工)を操った篠田守男は、同時代の海外の美術事情にくわしく、授業外でも学生たちと親しく交流し多くの影響を与えました。金属や化石、植物の種子など様々な素材を用いて目に見えない関係を感知させる河口龍夫は、作家としての覚悟を背中ににじませながらも、機知に富んだ話術とユニークな課題が学生に絶大な人気を誇りました。

(3)教育の現場をのぞきみる! ユニークな課題からさぐる創作のヒント

コピー機を使用して作品をつくる「コピーアート」、新たな発想によるびっくり箱や誕生した我が子に与えるおもちゃを創作する「遊戯装置」、シナリオから音楽、演出、役者までをこなす「パフォーマンス」など、〈総合造形〉には教員の創意工夫によるユニークな名物授業が数多くあります。これらの授業をのぞきみることは、教員たちの芸術に対する考えに触れることにもなるでしょう。歴代教員による授業の一端を、資料や映像等で紹介します。

(4)明和電機 誕生のヒミツを探る! 学生時代の作品(ロボット)も公開

テレビ番組で一躍有名になった“明和電機”。芸能人に間違えられる彼(土佐信道)も〈総合造形〉出身のアーティストです。在学時には金属加工と音楽に熱中してロボットを制作するも「生命の『ハリボテ』」にすぎないと絶望、新たに取り組んだのが、魚を題材にした楽器のようなナンセンスマシーン「魚器(NAKI)」のシリーズでした。本展では、笑いをさそうパフォーマンスの裏に隠された美術への真摯な姿勢と、「明和電機」という独自のアート戦略のヒミツを垣間見ることでしょう。オープニングでは、パフォーマンスを行います。

(5)光を音に変換する! 岩井俊雄のメディアアート

メディアアートの第一人者、岩井俊雄は、代表作として坂本龍一とのピアノと映像によるパフォーマンス(1996年)が挙げられる一方で、ファミコンゲーム「オトッキー」(1987年)やテレビ番組「ウゴウゴルーガ」(1992-4年)を手がけ、また現在は『100かいだてのいえ』などの絵本作家としても人気を集め、メディアの垣根をものともしない柔軟な発想力で多方面に活躍しています。
中でも岩井のメディアアート作品は、造形的な魅力と操作性の良さを兼ね備えて鑑賞者を作品へと誘う、きわめて良質なインタラクティブ作品と言えます。本展では、展示スペース内のさまざまな光を音に変換する「サウンド・レンズ」(2011年)を再構築する予定です。

(6)この美しさは、必見です! 光を効果的に取り入れた4人の作家

地球にふりそそぐ宇宙線を感知して柔らかな光が明滅する逢坂卓郎のライトアート。床に投じた光が雫の滴りによって揺れ動く佐々木秀明のインスタレーション。レール上をゆっくりと移動する光源が、室内全体にノスタルジックな風景を影によって描き出し、見る者を圧倒的な映像美で包み込むクワクボリョウタのデバイス・アート。部屋の模型を制作して光のもとに撮影することで、私的な部屋のようでありながら不在の感覚、微かな違和感を生じさせる寺田真由美の写真作品。
図版からはうかがい知れない、彼ら4人の美しい作品を会場でぜひご堪能ください。

会期中のイベント

オープニング・セレモニー
日時
11月3日(木・祝) 9:10~9:30
場所
1階エントランスホール
内容
出品作家を迎えたテープカット
※なお、10:30 から明和電機によるパフォーマンスを行います(参加自由。定員はありませんが,座席は先着100名のみ,他の方は立ち見になります)
定員
先着50名
申込方法
来館または往復ハガキ(往信用文面に希望者全員の住所、氏名、年齢、電話番号を、返信 用宛名面に宛先を明記のうえ、当館「オープニング係」宛)
締切
10月23日(日)
〈実習〉卒業・修了生によるトーク&ワークショップ
①青空飛行!浮かぶアート「空を飛ばす?」
日時
11月6日(日)〈午前の部〉10:00~12:00,〈午後の部〉13:30~15:30
内容
講座室内の壁,床,天井に空の画像を投影します。その青空の空間に,薄いスチロールを思い思いの形にカットした飛行体を飛ばします。みんなで空を飛ばしましょう!!

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名誉教授(元教員)によるトーク&ワークショップ①篠田先生の課外授業
日時
11月13日(日曜。県民の日)13:30~16:00

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〈実習〉卒業・修了生によるトーク&ワークショップ
②動物に大変身!しっぽアート「マルシェの森をタリラッタ♪」
日時
11月18日(金)〈午前の部〉10:00~12:00,〈午後の部〉13:30~15:30
内容
動物感をとりもどそう!まるめたスチロールに布やボアの切れ端を貼りつけ,ひもをつけてしっぽをつくります。

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マルシェ・ド・ノエル2016
日時
11月18日(金)、19日(土)、20日(日)の3日間 9:30~16:00
場所
近代美術館正面出入口及びテラス
内容
ヨーロッパのクリスマス市をイメージした物販と飲食(60店舗出店予定)

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館内ツアー,ハロー!ミュージアム
日時
11月18日(金)、19日(土)、20日(日)の3日間 11:00~,14:00~

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名誉教授(元教員)によるトーク&ワークショップ②河口先生の課外授業
日時
11月23日(水・祝)13:30~16:00

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ミュージアムシアター
日時
11月27日(日)14:00~16:00
作品
折笠良監督「水準原​点」

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子どものためのオープンワークショップ2016“冬”
日時
12月3日(土),4日(日) 10:00~12:00,13:30~15:30
内容
身近な材料で楽しいお絵かきや工作ができます。

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〈実習〉卒業・修了生によるトーク&ワークショップ
③まわるまわる!キネティックアート「何まわす?」
日時
12月11日(日) 13:30~16:30
内容
ぐるぐる回すもの、何つくる?何まわす?まわると面白いものを考えて紙粘土でつくってみよう。モーターをつけてぐるぐる回してみよう

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僕のメディアアートはこうして生まれた(第3回美術館セミナー)
日時
12月18日(日)10:30~12:00
内容
岩井少年がかつて夢中になった工作と科学。その興味が<総合造形>との出会いによってメディアアートへと開花したスリリングな過程をお話しいただきます。

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変身アート?!身体をつくろう!(第4回美術館セミナー)
日時
1月21日(土)10:30~12:00
内容
特殊メイク&撮影を行った高等学校における出前授業の事例をご紹介いたします。

詳細ページはこちら

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