茨城県近代美術館

The Museum of Modern Art, Ibaraki

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企画展東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展(ひがしやまかいい とうしょうだいじ みえいどうしょうへきが)

 唐招提寺御影堂障壁画は、日本画家東山魁夷が10年の歳月をかけて描いた画業の集大成といえる作品です。本展覧会は通常非公開のこの障壁画全68面を茨城で初めて公開する貴重な機会です。また、障壁画を描くにあたって、日本と中国各地を巡り取材を重ねたスケッチや下図、試作を紹介し、完成にいたる制作過程をたどります。

唐招提寺御影堂障壁画 山雲(さんうん)(部分)  
唐招提寺御影堂障壁画 山雲(部分)
昭和50年 唐招提寺蔵
 
唐招提寺御影堂障壁画 濤声(とうせい)(部分)
唐招提寺御影堂障壁画 濤声(部分) 昭和50年 唐招提寺蔵
唐招提寺御影堂障壁画 揚州薫風(ようしゅうくんぷう)(部分)
唐招提寺御影堂障壁画 揚州薫風(部分) 昭和55年 唐招提寺蔵
  • 唐招提寺御影堂障壁画 山雲(さんうん)(部分)

    唐招提寺御影堂障壁画 山雲(部分)
    昭和50年 唐招提寺蔵

  • 唐招提寺御影堂障壁画 濤声(とうせい)(部分)

    唐招提寺御影堂障壁画 濤声(部分)
    昭和50年 唐招提寺蔵

  • 唐招提寺御影堂障壁画 揚州薫風(ようしゅうくんぷう)(部分)

    唐招提寺御影堂障壁画 揚州薫風(部分)
    昭和55年 唐招提寺蔵

会 期 平成29年2月11日(土)~平成29年4月2日(日)
入場料 一般1,080(980)円/高大生850(720)円/小中生480(360)円
※( )内は20名以上の団体割引料金
※満70歳以上の方、障害者手帳等をご持参の方、高校生以下(春休みを除く土曜のみ)は無料
※セブンイレブン入場券の販売について
※本展は,連日大勢の方にご来館いただいており,時間帯によっては,窓口でお並びいただく状況となっております。
 このため,釣り銭の計算や受け渡しにかかる時間を省くことで,少しでもお客様の待ち時間を短くしたいと考えております。
 お客様には,趣旨をご理解のうえ,釣り銭の無いようご協力をお願いいたします。
開館時間 午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日 会期中無休
交通案内 こちらをご参照ください
連絡先
(お問い合わせ)
茨城県近代美術館
〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1
TEL:029-243-5111 / FAX:029-243-9992
(E-mail) info@modernart.museum.ibk.ed.jp
主催 茨城県近代美術館、日本経済新聞社
特別協力 唐招提寺
協力 長野県信濃美術館 東山魁夷館
後援 水戸市/一般社団法人水戸観光協会/朝日新聞水戸総局/一般社団法人茨城県ハイヤー・タクシー協会/茨城交通株式会社/茨城新聞社/株式会社茨城放送/NHK水戸放送局/産経新聞社水戸支局/
東京新聞水戸支局/東日本旅客鉄道株式会社水戸支社/毎日新聞水戸支局/株式会社水戸京成百貨店/読売新聞水戸支局
協賛 株式会社常陽銀行

展覧会構成

○東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画 全68面
○スケッチ、小下図、中下図、割出図、試作など関連作品 45点
 
下記展覧会構成はクリックして詳細をみることができます。

序章
唐招提寺と鑑真和上(がんじんわじょう)

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唐招提寺の歴史と鑑真和上の足跡をパネル展示により概観します。











Ⅰ章
御影堂障壁画

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障壁画68面すべてを臨場感あふれる会場でご覧いただけます。
唐招提寺御影堂障壁画
「山雲」
 昭和50年 紙本・彩色・襖(8面)、床貼付
「濤声」
 昭和50年 紙本・彩色・襖(16面)
「揚州薫風」
 昭和55年 紙本・墨画・襖(26面)
「桂林月宵」
 昭和55年 紙本・墨画・襖(8面)
「黄山暁雲」
 昭和55年 紙本・墨画・襖(8面)

Ⅱ章
制作過程

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東山魁夷が旅行先で描いたスケッチから作品完成に向けた下図、試作など、制作の道程をご覧いただけます。
スケッチ、小下図、中下図、割出図、試作など関連作品
※会期中展示替を行います

展覧会の特徴と見どころ

(1)東山魁夷の画業の集大成

御影堂障壁画は、多くの苦難を乗り越えて中国から来日し唐招提寺を開基した鑑真和上に捧げるため、日本の豊かな自然と鑑真の故郷中国の風景をテーマに描いた東山魁夷の画業の集大成です。

(2)普段は見ることができない貴重な作品

御影堂は毎年6月6日の開山忌の際、前後合わせて3日間だけ公開されますが、平成27年から始まった平成大修理のため、今後数年は拝観が叶いません。本展覧会はこの通常非公開の障壁画全68面を、一堂に、しかも間近で鑑賞できる絶好の機会です。

(3)茨城県で初公開

当館では平成11年にも東山魁夷の回顧展を開催していますが、その際この障壁画は出品されておらず、 今回が本県初公開であり、茨城でご覧になれる最後のチャンスです。

(4)鑑真の故郷中国と日本の風景の調和の美

制作は二期に分けられ、第一期として昭和50年に奉納した「山雲(さんうん)」「濤声(とうせい)」では日本の豊かな自然を象徴するように青や緑などの色彩で描く一方、第二期(55年奉納)の「揚州薫風(ようしゅうくんぷう)」「桂林月宵(けいりんげっしょう)」「黄山暁雲(こうざんぎょううん)」では鑑真の故郷である中国風景を題材にしながら水墨表現に新境地を拓き、全く異なる二つの絵画世界を調和させて鑑真に捧げるという壮大な構想を実現しています。

(5)障壁画を立体的に展示

展示室内に特設の畳敷きの展示台を設け、障壁画を立体的に展示することで、臨場感あふれる会場でご覧いただけます。

(6)制作過程を実感

東山は、「山雲」と「濤声」を描くため、日本各地の海と山を精力的に巡りました。また3度の訪問を通じて得た中国風景の印象は「水墨でなければ表現し難い」ものだったといいます。このような多くのスケッチや下図を通じ、障壁画の完成に至る制作過程を知ることができるのも、本展の大きな見どころの一つです。

(7)水戸の梅まつりと一緒に楽しめる

水戸の梅まつり会場である偕楽園と東山魁夷展を開催する茨城県近代美術館は車で5分の距離なので、あわせてお楽しみいただけます。

唐招提寺と御影堂障壁画

唐招提寺は奈良市にある律宗の総本山です。奈良時代にいく度もの失敗や苦難を乗り越えて中国から渡来し、仏教の戒律を日本に伝えた鑑真和上が開基しました。その伽藍(がらん)の奥にたたずむ御影堂は、日本最古の肖像彫刻「鑑真和上坐像」(国宝、奈良時代)を安置するため、明治時代に廃絶した興福寺旧別当寺院、一乗院の遺構を昭和39年に移築復元したものです。その後、鑑真和上の御心を慰めるため堂内の障壁画を新たに描くことになり、昭和46年、東山魁夷にその制作が託されました。東山は以後10年にわたり、日本と中国の各地を訪れてスケッチを重ね、何度も構成を練り、生涯の全てをかける気持ちでこの仕事に取り組んだのです。

東山魁夷略歴

  • 明治41年(1908) 7月8日、横浜で生まれる
  • 大正15年(1926) 東京美術学校(現東京芸術大学)日本画科に入学
  • 昭和4年(1929) 第10回帝展に「山国の秋」が初入選
  • 昭和8年(1933) 東京美術学校研究科修了。ドイツへ留学(昭和10年帰国)
  • 昭和22年(1947) 第3回日展で「残照」が特選受賞、政府買い上げとなる
  • 昭和31年(1956) 日本芸術院賞受賞
  • 昭和35年(1960) 東宮御所壁画「日月四季図」完成
  • 昭和40年(1965) 日本芸術院会員となる
  • 昭和43年(1968) 皇居新宮殿壁画「朝明けの潮」完成
  • 昭和44年(1969) 文化勲章受章、文化功労者となる
  • 昭和50年(1975) 唐招提寺御影堂第一期障壁画「山雲」「濤声」完成
  • 昭和55年(1980) 唐招提寺御影堂第二期障壁画「揚州薫風」「桂林月宵」「黄山曉雲」完成
  • 平成2年(1990) 長野県信濃美術館 東山魁夷館開館
  • 平成11年(1999) 5月6日、死去。従三位、勲一等瑞宝章を贈られる

会期中のイベント

チラシをpdfで開く

講演会「鑑真和上の教えと東山魁夷画伯」

※終了しました。

日時
2月11日(土)午前10時30分~12時
講師
西山明彦(みょうげん)師(律宗管長・唐招提寺八十八世長老)
定員
先着250名
                
美術館アカデミー「東山魁夷作品のポリフォニー《光昏》をめぐって」

※終了しました。

日時
2月26日(日)午後2時~3時30分
講師
小泉晋弥氏(茨城大学教授)
内容
東山魁夷は、1956 年《光昏》(こうこん)で日本芸術院賞を与えられました。一見すると順風満帆な東山の画業ですが、評価が高まるにつれて逆に創作の悩みは深まったようです。転機となった作品を例に、そこに反映されている様々な要素について考えます。
                
定員
先着250名
申込
不要、聴講無料
講演会「東山魁夷の生涯と芸術」

※終了しました。

日時
3月4日(土)午後2時~3時30分
講師
尾﨑正明(当館館長、本展監修者)
定員
先着250名(聴講無料)
第72代横綱 稀勢の里関 来館記念プレゼント!
内容
当館で2月12日に開催した「稀勢の里関トークショー」で会場を飾った浴衣生地(稀勢の里関名前入り,手ぬぐいサイズにしたもの)を抽選で10名様にプレゼントします。
※抽選結果の発表は,当選された方への発送をもって代えさせていただきます。
                
申込方法
当館1階レストラン前の稀勢の里関映像コーナーに本イベントの申込用紙と応募箱を設置してありますので,そちらからお申し込みください。
                
申込期間
3月5日(日)~3月24日(金) 
※申込多数のため申込期限を4月2日から3月24日に繰り上げさせていただきます。
                
ミュージアムコンサート「凛として~浅春に響くソプラノ~」

※終了しました。

日時
3月12日(日)午後2時~3時30分(途中休憩有)
出演
江田真姫子氏(ソプラノ)、山口瑞穂氏(ピアノ)、清水良一氏(バリトン)
曲目
モーツァルト「すみれ」「春への憧れ」他
定員
250名程度

詳細ページはこちら

美術講座(作品解説会)

※終了しました。

日時
3月19日(日)午後2時~3時
講師
稲葉睦子(当館首席学芸員)
定員
先着250名
申込
不要、聴講無料

詳細ページはこちら

関連情報

場所
水戸京成百貨店6階正面エレベーター前特設会場
              
期間
3月23日(木)~4月2日(日)

京成百貨店で現在も使用されている包装紙は、東山魁夷がデザイン、監修したものです。
本展覧会の開催にちなみ、同店においてこの包装紙の原画が特別公開されます。
水戸京成百貨店HPはこちらから
 

場所
水戸京成百貨店本館駐車場,水戸京成パーキングプラザ
              
期間
2月11日(土)~4月2日(日)

京成百貨店のご協力により,当館企画展「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」入場券を京成百貨店へご持参いただきますと,上記駐車場料金が2時間無料になります。
詳しくはこちらから
 

場所
全国セブンイレブン店舗
              
期間
2月11日(土)~3月31日(金)

セブンイレブンで「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」入場券を販売しております。
詳しくはこちらから
 

場所
茨城県立図書館1階 階段右手
              
期間
1月27日(金)~4月2日(日)

茨城県立図書館で当企画展に関連した資料展示を行います。
唐招提寺に関する資料,東山魁夷の図録やエッセイ,そして,唐招提寺の障壁画を描く仕事という自らの転機となったエピソードを語った貴重なインタビュー映像を収録したDVD「NHK映像ファイル あの人に会いたい」等を展示します。詳しくはこちらから
 

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